パンのパン4号(下)檻と光
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怒涛をここで生きるために 美術批評同人誌『パンのパン』2024年の最新号はコレクティブを検討してきた上中下巻の集大成となります。下巻では特にその視点を以て作品という個物、事物に焦点を当てます。それは、歩行する個の身体を伴った言葉やイメージそのものであったり、他者と協同する個についてであったりするものです。そういった問いは己を起点に、ありとあらゆる、自身が選び取っている条件への再考を促さざるをえません。特集名である「檻と光」は本号に何度もリテラルに登場しますが(偶然です)、本号での象徴的な語義としては相反するものではなく、ほぼ同義にあたります。個別具体的事象へと分け入っていくことは、無限の個別的な類似性に耐えるということであり、耐えながらもそれを何かへと、背負い直すということなのだろうと思います。ぜひぜひお楽しみください。 【表紙・巻頭写真】 ●かんのさゆり 【論考・エッセイ】 ●佐藤朋子:ゴジラと東京 ●林修平:水晶獣 ●菅原伸也:同一化と非同一化の交錯─サンティアゴ・ シエラの作品をめぐって ●吉田キョウ:変質する記憶─舞台芸術と記録写真の協働について ●大岩雄典:絵画あるいは芸術祭の不気味な兄弟たち―グリッド、指標性のスペクタクル、委託されたキュレーターシップ 第12回ベルリン・ビエンナーレとドクメンタ15について ●佐原しおり:台湾もやもや紀行/関優花と松本奈々子によるパフォーマンスのレビュー 【レビュー】 ●展覧会評 村井琴音 ●機材評 渡邉朋也 ●書評 きりとりめでる 発売:2024年5月24日 初刷:事前予約に応じた部数刷ります(更新しました 2024.05.06) 版型:A5 頁数:110(うち50頁カラー) よければbooth応援いただけると非常に助かります。どうぞよろしくお願いいたします。